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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報
若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。
クリスマスローズ ヘレボルスの原種ニゲル
ニゲル伝説
ニゲル、あるいはノイガー、ニガーとも、またはナイガーとも呼びなわされているヘレボルスの原種。
英語の発音、ドイツ語の発音などがそのまま日本語のカタカナに変換されたためで種類は同一です。
ヨーロッパイタリア半島の付け根から旧ユーゴスラビアなどバルカン半島、そして内陸部にかけての自生。
草丈は20センチから30センチ、草の寿命はごく短いようで、繁殖は主として株分けか実生からとなる。
原生地での生育に仕方は大きな株は無く花茎を数本伸ばしただけの小さな株が多い。薄暗い木立の中に白い花を群れ咲かせているのは素晴らしいようだ。
寒気の早く来るヨーロッパでは花の無いクリスマスの頃に純白の清楚な花を開かせるためもてはやされている。
通常ニゲルの花色は白だが花の色に赤みを帯びた種もあるが変異とも固定されたものとも言えず、土壌や気温など自然条件の変化から花弁に色が乗っているものと考えられる。
ヨーロッパの国々に古くから伝わる話しに、キリストが生まれたとき誕生のお祝いに訪れた貧しい少女マデロンが落とした涙から生まれた花として、そしてクリスマスの頃に咲くために「クリスマスに咲くバラ」と呼ばれるようになった。
蛇足だがキリストが生まれた時に少女が捧げた聖なる花とされているが、それは伝説の上の話でキリストが生まれたとされるイスラエルのベツレヘムには過去も現在もニゲルは自生してはいない。
この話は想像だが昔のイタリアローマを中心にしてのヨーロッパにキリスト教が広まった以後、誰かによって作られた創作物語と思われる。
当時キリストが生まれた二千年ほど前のイスラエル付近は、今のような砂漠地帯ではなくヨルダン杉が生い茂っていたとも考えられ、現在のイスラエルとは様相が異なっていたようだ。
少女マデロンがキリスト誕生のお祝いに花を捧げたのが、もし事実ならひょっとすると原種のヴェシカリウスだったのかも知れない。
夢は膨らむ。
クリスマスローズの伝説
ほぼ10数年前から造り続けてきた原種のニゲルが、シーズンも終わり近くになって咲いてきています。
もうすでに第四世代。
思い出のいっぱい詰まったクリスマスローズですが、ニゲルが好きかと聞かれると正直ノーとしか言えないところが辛いところです。
クリスマスローズの語源になったニゲル。
この種を大切にしなければと思うのですが、初期の頃はハイブリットの花粉の出方と比べると、ニゲルの花粉管の広がりがどうも苦手でした。
なにか梅ではないのに梅のような花粉管の出方。
それが無性に気にくわなかった。
しかし10数年にわたり一品種の選別と交配を続けていると、なにやら愛着のようなものが湧いてきます。
丸弁・カップ咲き。そしてチベタヌスとニゲルの交配種が桜色の花弁を広げるようになると。
そう、やっと美人になってきたねと、最近では声をかけるようになってきました。
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