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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

メリークリスマス

Merry Christmas


12月になって東京は暖かくなったり急に寒なったりで、なかなか気温が一定しません。
そんな最中、数週間ほど前に植えかえをしたヘレボルスの原種オドルスの蕾が大きくなってきました。
クリスマスローズ(ヘレボルス)の栽培を趣味としている方々の中にはヘレボルスの原種は栽培が難しいという方が多くいます。
交配種を含めてヘレボルスの原種も一緒に栽培していますと、それらの方が話している内容は本当なのだろうかと思うことがあります。

悪く言えば、本当にヘレボルスの原種を栽培しているの?と。

だいぶ前になりますがバラを趣味にしている方と話をしたことがありますが、バラ栽培では「バラがうどんこ病などの病気に罹った場合でもリセットが出来る」と言ったことが思い出されます。
リセット。
自分が思うにもう一度最初からということと考えますと、ヘレボルスの原種こそリセットが可能かと。
ハイブリットのクリスマスローズと比較してもヘレボルスの原種は、一部を除いて栽培は決して難しくはありません。
この原種オドルスも苗の段階で棚に並んですでに6〜7年。
いくつかの病気にもかかりました。
土も吟味された高価なものではありません。


秋も深まり冬になり霜が降りる頃になりますと毎年葉は茶色く枯れ果て、そしてしばらくするとふっくらとした花芽が土から顔を出し始めます。
今がちょうどその時。
ライムグリーンの蕾が「おはよう」と声をかけてくれているようです。
プルプラスセンスもチベタヌスも同様、蕾を持ち上げてきています。
夏の間は、ただただ水の管理だけ。
決して過保護と言うようにはかまってもらえず、むしろ適当にと言っても良いかも知れません。
あと数週間もしますと原種特有の素朴さを見せた花が咲いてくるでしょう。

クリスマスまでのカウントダウンも日数があと一日。
明日はキリストが生まれた日とされている記念の日、そしてあと一週間もすると新しい年。
新聞やテレビのニュースを聞きますと、来年は大変厳しい年になりそうです。
しかしこのヘレボルスの原種やバラのようにもう一度リセットして出直しましょう。
クリスマスローズ(ヘレボルス)も氷河時代以前から住む場所を色々替えてきたことでしょう。
ある時は夏に日陰になる場所を煉瓦を作るために木を切られそして追い出され、またあるときは山火事に遭い動物の足でほじくられ苦難に充ちた時代もあったでしょう。
そして最悪の時を考え姿を変えながら。
しかし棲む場所を人の手によって換えられ命を委ねながらも健気に小さな花芽を膨らませようとしています。

 

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