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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

ヘレボルス・クリスマスローズの種まき実践編 採り蒔き

種まき実践編 採り蒔き

採りまきはクリスマスローズの種を初夏に採取し、秋まで土中で保存しないで種の採取直後に種をまく方法です。
多くのクリスマスローズ(ヘレボルス属)は関東地方など、暖地の自然状態では2月頃から花を咲かせ始めます。花を咲かせ種を結び、その種が採取されるのは東京など関東地方以南で、5月のゴールデンウィークの頃を過ぎた5月中旬の頃からとなります。
北海道・東北地方などの寒冷地では自然状態での花の季節が4月頃から5月になり、当然クリスマスローズの開花が暖地に比較して遅くなれば、種が熟すのもそれに連れ遅くなりクリスマスローズの種を採取できるのは6月から7月初め頃になります。
クリスマスローズの種の選別
種さやが弾けクリスマスローズの種が地面に飛び散らないよう、種のさやが大きくなった4月頃に茶こし袋を種さやにかぶせて、さやの中に入っている種を採取します。
種さやから出た種を枯れた花粉や花弁の屑などとより分けます。
これらが残った状態で種の蒔き床に入りますと場合によっては発芽までに腐ったりして、保存中の種そのものが腐ったりし悪影響を及ぼすことが出てきます。


クリスマスローズの種・殺菌消毒の方法
クリスマスローズの種さやから採取された種は乾燥して皺が出来ている場合があります。
このようなときには一旦清潔な水に一日程度浸しますと正常に戻ります。その後は不要となったタッパー容器にクリスマスローズの種を入れダコニールやベンレートなどの殺菌剤溶液に数時間浸し、種や花弁の滓などに付いていた
ボトリチス菌(Gray mold)などの雑菌を完全に死滅させます。
ボトリチス菌(Gray mold)は、灰色カビ病や苗立ち枯れ病など発芽したばかりの苗が最も多く罹る病気のもととなりますので、必ず種を殺菌剤で種を消毒をします。
用意する材料
駄温鉢・赤玉土(小粒)・バーミキュウライト(あるいは小粒の軽石かパーライト)・殺菌剤(ダコニール・ベンレートなど)
鉢に種を蒔く
夏から保存している種をまくのと同じですが、種まき用の鉢はプラスチックなどの鉢は使わず駄温鉢を使います。
クリスマスローズの種をまいてから発芽までの期間に暑い夏が入るため、水管理に支障が出ないようにとの配慮です。
駄温鉢は土を型に取り高熱で焼かれた鉢で底面・側面の通気性が良いため、発芽までの期間が長期に渡ってもプラスチックの鉢のように加湿になったりせず、蒔かれた種にとって最適な環境を得ることが出来ます。
加湿対策としては夏7月から10月にかけては二重鉢で管理を行うことが出来ます。
一回り大きな鉢に種をまいた鉢ごと入れ、土の極度の乾燥などを防ぎ夏の高温対策が可能です。
クリスマスローズの種の蒔き方は通常の保存種の蒔き方と同じです。

種まき実践編 クリスマスローズの保存種子の蒔き方

発芽までの管理方法

種をまいた鉢の置き場所として最適な場所は、日陰で空気の流通が良く雨の当たらない場所。
水やりは表土が白く乾きすぎない頃に、土が鉢から飛び出さないように散水する。
水やりと同じにクリスマスローズの採りまきで最も注意しなければならないことは、
ぜに苔を発生させないことに尽きます。
ぜに苔を土の表面に発生させてしまいますと、クリスマスローズの種が双葉を土の上に出すときに障害を起こさせてしまいますので、
鉢の表面に日光が入らないよう遮光ネットや銀紙で軽く覆うようにしてぜに苔の発生を防ぎます。
3週間くらいに1回程度、水の代わりにダコニールなどの殺菌剤の希釈液を表土が十分に濡れるくらい散布し、10月頃からは銀紙の覆いを取り去り通常の管理に戻します。
またクリスマスローズの種が発芽したかと用土をほじくることが多分にありますが、11月末頃にはクリスマスローズの種殻が割れていますので根を傷めないよう十分にご注意ください。

 

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栽培ノート