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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

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明治神宮の菖蒲田


6月の中旬、梅雨の雨がしょぼ降るなか明治神宮に参拝してきました。
神宮の拝殿に入ると周囲を囲む木々の息吹と相まってなんとなく厳かな感覚にとらわれます。


絵馬。
各地の神社などに奉納された絵馬は数々あるでしょうが写真を拡大してみるとなんとなんと、日本語だけでなく英語、中国語、アラビア語などの文字が浮かんでくる。

アラビア語などの文字は書き順が反対で訳すことも読むこともできませんが、日本語や英語・中国語なら少しは意味が通じるため、絵馬には様々な願いが書かれていることがわかる。
中国語では、「身体健康」「幸福到来」とか、日本語では「来年卒業できますように」とか、「家族が幸せになれますように」とか、「病気が治るように」とか、英語で「My family and friends are happy」などと。

ふと後ろからなにやら聞き慣れない言葉が。
中国語だったり、また英語やフランス語だったりする。
ヨーロッパの国々の人だと言葉のイントネーションなどから、どこから来たのかすぐにでもある程度解るが、アジア人だと特に中国などだと見分けが付かない。
服装も日本とそれほど変わらないし顔つきも、ただ話し言葉だけが違う。
それでどこから来られたかを判断するが、日本文化の象徴とも言える明治神宮にこれほど外国からのお客が来て絵馬を奉納する。

だいぶ前に、ある国の人が書き日本語に翻訳された本を読んだことがあるが、こんなことが書かれていた。
「日本各地にある神社は気味が悪い、、、神社の近くにあるアパートを不動産屋から紹介されたが断った、、、」と。
むしろ日本人にとって神社、村の鎮守様というと建物と言うだけで無く特別の意味が現れてくる。
が、世情、述べられているのとはちがって日本文化を理解しようとする外国からのお客も多い。
たぶん明治神宮だけでなく、京都でも奈良でも、東北などでも、九州などの神社仏閣などでも外国からの観光客が日本伝統の願意を表す絵馬をかなり奉納しているのではと。

それには神社の宮司はもちろん、絵馬の意味を説明する職員や、多くの人々の努力が稔ってのことだと思う。


拝殿から少し行くと、ここが東京?、と思えないほどの静寂と森林。

木々の梢からは新宿の高層ビル群が間近に見える。

神宮内苑の自然林と思われるような樹木の群れだが、これ全て人工林。
代々木近辺は、その昔は米などは多くとれず、今の経済的な繁栄とは全く違った地域だったのだろう。
全国から12万本の苗木を取り寄せて植えこんだ人工の森。


明治神宮ホームページ

高く茂った木々の間を下っていくと田んぼが現れる。
今の季節、その田んぼには花菖蒲が咲き誇っている。
梅雨晴れの時に出かけてみると、菖蒲田の周りにはアマチュアカメラマンの群れ。中には一定の場所を占領しているようなカメラマンもいる。
せめて、こんな場所では他人の邪魔になる三脚だけは使わず手持ちカメラでと願うことしかり。
もし明治神宮にお出かけなら、奉納された絵馬の文字や願意などをご覧いただくと良いのかと。
そして花菖蒲を見たいときには晴れた時より梅雨の雨が落ちているときが風情があってお勧めです。



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