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ヘレボルスの原種 H. torquatus Dido
発芽
パーティドレス系ダブルの親になったディド(H. torquatus Dido)、種子の発芽風景です。
一口にパーティドレス系ダブルのもとになったとディド言われていても、ロビンさんが一つの系統を作るまでの道のりは平坦では無かったのでは思います。
エリザベス・ストラングマン(Elizabeth Strangman)さんが今は平和になったバルカン半島の自生地で偶然に発見したのは、トルカータスの群れから二株のダブル。
一つはAeneas (アエネス)、もう一株はDido(ディド)。
発見した株をロビン・ホワイト(Robin White)さんが譲り受け、Dido(ディド)をパーティドレス系ダブルの親株として育種に使ったと言われる。
いただいたこのディドの種は5粒。
すでに季節的に高温処理の季節。
すぐに赤玉土を入れたポットに播いたわけですが、つい二週間ほど前までは腐らせてしまうのでは、また赤玉土を乾かせてしまうのではと、それは毎日、朝昼晩と神経を尖らせながらの管理でした。
二週間ほど前になりますがDidoの種。
いてもたっても居られずピンセットで慎重に土をどけてみるとかすかな違和感がピンセットの先を通じて感じる。
さらに土をどけてみると真っ白な根が種の殻を持ち上げようとしている。
そして昨日、赤玉土の上に緑の双葉。
残りはあと4粒。
無事に発芽してくれれば、、、、。
1月の末頃に発芽したとブログに書いたときは二つの双葉だけでしたが、それから二月ほどたちましたら全部の種が発芽してもう少しするとポット換えを迎えます。
1月に発芽した種はすでに双葉の間から本葉を見せ始めています。
このH. torquatus Dido(ディド)。
私のもとにくるまでロビンさんのもとを離れてからはセルフでの種取が繰り返されてきているものではとおもわれます。
H. torquatus Dido(ディド)は一株。ロビンさんのもとでパーティドレスといわれる幾つものハイブリットを生み出してきましたが、そのもとになったH. torquatus Dido(ディド)は生きているのでしょうか。
花を咲かせてくれるまで何年かかるか解りませんが貴重な種を絶やさないよう注意したいと思います。
5月初めのDido(ディド)の苗です。
75ミリのポットに移したのは4月初め、5つの苗全てが無事ポット換え出来5月中旬無事に苗は育っています。
続 H. torquatus Dido
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