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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

黒のクリスマスローズ

ブルーブラック


十五・六年前の事。
あちらこちらの生産者のもとへクリスマスローズのシーズン中は足繁く通って、これはと思うクリスマスローズ育種親を探していた頃のこと。

ある園芸大手のカタログの中にそれまでは見たことの無いクリスマスローズの写真が載っていた。
白はもちろん、赤・ピンク・黄色、そしてグリーンなどと、、、。
そのカタログを発行している業者のもとに電話を入れ、このカタログに載っているクリスマスローズを作っている生産者を教えてくれと頼んだが、それは当時のシークレット。
簡単には教えてくれはしない。

そこを何とか頼んで聞き出したのが杉並でクリスマスローズを生産している野田さん。
シーズン中は毎週かよってこれはと思うようなクリスマスローズを1ケース仕入れてくる。
ハウスの中み置いてあるクリスマスローズは全て顔を見る。
それを三度繰り返す。

チョイスしたクリスマスローズは蕾もあれば咲いているものもある。
1ケース、2ケース、3ケースと数を増していくが選んだ株の中から6株だけを仕入れてくるのが続いていた頃、野田さんとは探している間いろいろ世間話をする内に「今日は自分の誕生日」などと話題はクリスマスローズやそのほか諸々の事になる。

「おれも今日が誕生日なんだよ」と野田さん。
年齢は一回り以上人生の先輩だが、栽培などの相談やクリスマスローズの病気や肥料、温度管理などを教えてもらったことが懐かしい。

ちょうどその頃、まだそれこそ園芸店にもなかなか並んでくることは無いブルーブラックのクリスマスローズ。
世間話の中ではブラックのクリスマスローズがまだ手に入らないんだよねなどと。

「あのハウスの中にブラックがあるからどの株でも気に入ったものを持って行って良いよ」と。
飛び上がるほどのうれしさとともに、それから集めたブラック(ブルーブラック)のクリスマスローズが20株以上を超えた。中には30数センチを超えるテラコッタに入り野田さんが監修したクリスマスローズの本などを飾ったりもした。

そのブルーブラックの大株クリスマスローズがこれ。

ブルーブラックのクリスマスローズ
それら集めたクリスマスローズのブルーブラック。
幾つもの組み合わせをしながら3年の時間を待つ。
うまくいったかなとか、あっ失敗したなどと嬉しさとガッカリが交差するのを幾度も経験させられた。

しかし一昨年、ブルーブラックや赤みを帯びたクリスマスローズの中にブルーブラックの感じとはひと味違った花が咲いてきた。
それはたったの二株。
この株はお蔵入りしてしまったわけだが、今年もその花が出てきた組み合わせから写真のような花が出てきている。
ブルーブラックと言っていたクリスマスローズだが、ブラックと言っても良いような小輪の花が、、、。

 

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