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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報
若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。
クリスマスローズの育て方 疑問と質問集 Q&A
クリスマスローズの育て方 疑問と質問集 質問と答え
このクリスマスローズの育て方質問集Q&Aは、関東地方並びに本州平地での一般的な栽培を想定して書かれています。
北海道・東北や本州寒冷地、九州地方などでクリスマスローズを育てる場合は、1月から2月ほど作業の時期が前後にずれて来る場合がありますので、それらの点を考慮に入れて質問集をご利用ください。
日当たりに置いていたクリスマスローズの葉が夏に枯れてしまいました。
クリスマスローズのガーデンハイブリットなどは非常に丈夫な草で、水さえ与えていたのなら少々の日当たりでは枯れることはまれです。夏の間に葉が枯れてしまった場合でも地中にある芽や根は生きていますので9月下旬になりますと新しい葉芽が伸びて来ることがあります。早急に涼しい日陰に移動し9月中旬頃まで控えめな水やりで過ごします。
ただこの場合には花芽ができているかは不明ですので、翌年の開花は見込めないことがあります
。
クリスマスローズの種はいつ、どのように
蒔けば良いのでしょうか?。
クリスマスローズの種の蒔き方は採取直後に蒔く場合と、夏から秋まで土中に保存しておき秋になってから蒔く場合があります。
ここでは採取後の5月から8月頃まで土中に保存した場合の蒔き方を記します。
ガーデンハイブリット・原種を問わず、10月初旬から11月中旬までに12センチくらいのポットに赤玉土小粒(8)、バーミキュライトか川砂(2)の割合で混合した用土をポットに7センチほど入れます。
その上に種子を蒔き7ミリから10ミリ程度の覆土をして、種が飛び散らないように灌水して終わりです。
その後は、日光や雨の当たらない野外に発芽が始まる1月中旬まで置き、用土と種子を乾燥させないように注意して3〜4回強い霜に当てますと発芽が始まります。
発芽までの期間が長期に渡りますので用土を過度に乾燥させたり種子を皺が寄るように極端に乾燥させないようにし、苗床の置き場所は風や雨の当たらない場所を選びましょう。発芽が始まって本葉が一枚程度出たなら、液体肥料を1000〜2000倍程度に希釈し、週に一回程度与えます。
有茎種
のリビダスが新芽が出してきましたが、今花を咲かせている昨年の茎や葉は切り取っても良いでしょうか?。
有茎種のアーチフオリウスやフェチダス・リビダス、またステルニーなどの交雑種は、春になって新しい芽が発生し元の茎の高さと同じ頃になる6月頃までか、あるいは花茎が枯れるまでは切り取れません。
新しい茎の成長が古い茎の背丈を追い越す程度までは、地上部と地下部の水分バランスなどを壊して枯らしてしまいますので花茎を切るのは注意しましょう。
茎や葉を残して咲いた花茎だけを切り取るのは可能です。
アゥグチフオリウスの変異種 パシフィックフロスト
ステルニー
鉢植えのクリスマスローズに肥料を与かたは
クリスマスローズに肥料を与える季節は秋10月頃から、翌年の6月初め頃までですが鉢植えの場合には鉢の周囲に置くようにします。
発芽したばかりの苗のポット上げは、
いつころ行えばよいのでしょうか?。
本州太平洋側の無雪地帯では3月中旬頃から、北海道などでは4〜5月頃に本葉が一枚程度出た頃から1〜2枚くらい出た頃に9センチのポットに植え替えします。
基本的に用土は赤玉土(7)腐葉土(2)軽石か鹿沼土(1)を混合して使います。
関西地方などでは赤玉土や腐葉土の比率を少なくし、軽石やバーミキュウライトの量を多くすると良いと思います。
その場合は土の乾きが激しくなりますので夏の灌水には注意しましょう。
用土は全て小粒を使い水はけを良くしてください。
ポットに移しましたら数日間は日陰で管理し、その後は5月末頃まで十分に日光に当て肥料は液体肥料(5:10:5)を800倍から1000倍程度に薄めて、週に1回程度与えると良いでしょう。
双葉の状態では少し早く本葉が出るまで待つ。
本葉1枚くらいが伸びて葉が開いた状態が最適。
夏の水やりの方法
を教えてください?
。
鉢栽培のクリスマスローズは6月に入った頃までは日光に当てますが、その後10月初め頃までは半日陰で西日の当たらない場所に鉢を移動します。
水やりの時間は夕方の4時以後か、朝日が当たる前に与えます。
暑い日中に与えますと気温の上昇によって鉢土が高温となり根にダメージを与えますので、日が落ちた頃鉢底から水が滴るように与えます。
また夜、鉢の周囲に打ち水をし気化熱を利用し夜間の温度を下げて、植物が鉢の中で過ごしやすくしてください。
また夕方の水やりの時に「葉水」を与えると、植物の温度が下がり植物の生育に都合が良くクリスマスローズの葉に付いた微小昆虫を葉から落とす効果がある。
庭などに直接植え込んでいる場合には特に水やりは必要ありませんが、雨が降らない日が続き葉が萎れたり横に倒れてきた場合には、株の周囲の土に十分に水を染み渡らせるようにします。
クリスマスローズの肥料は
、いつ与えればよいですか?。
開花株とそれに同等の株の場合には、秋の9月中旬頃から翌年の5月いっぱいクリスマスローズの活動期に与えます。
特に固形の肥料でしたら6月始め頃には肥料が切れるようにしてください。
化学性の液肥・化学性の固形肥料・有機肥料がありますが、いずれにしても過度の施肥は避け植物の生長に合わせて肥料を与えるのが大切です。
肥料の与えすぎは失敗のもとになることが多くあります。
根を切ったりした植え替えなどの時には少なくとも10日以上過ぎてから肥料を与えるようにしますがマグアンプなどの緩行性肥料は植え替え時に用土に混ぜてもよい。
鉢植えのクリスマスローズの根腐れ防ぐにはどうしたら良いでしょうか?。
鉢の大きさが18センチ以上の場合は、鉢の底に軽石や発砲スチロールを細かくしたものを敷いて鉢の中にたまった水が底から出やすくします。
夏日の続く時の鉢植えなどでは夕方に
水が鉢底から十分に抜け出るまで与え用土を冷やす
ようにし中途半端には与えない。
用土に根腐れ防止剤のゼオライトを混入したり、用土を小粒のものから中粒の用土に換えるかして鉢の底にたまった水がすぐに捌けるような用土に替えます。
ビニールポットなどの場合にはポットの底の傾きによって根腐れを発生させることもあります。
園芸店で9センチポットの苗を買いましたが植え替えは何時が良いか?。
10月から3月頃まででしたら15センチくらいの縦長のポットに植え替えます。
9センチポットから抜き出した苗の根鉢を崩さず新しい用土で植え込み土がはねないように水を与えて終わりです。
植え込みの時の注意点ですが鉢の上部に若干の水代を作るようにして、鉢の内部に十分に水が行き渡るようにしてください。
根を崩さない場合には6月から9月を除き、すぐに液肥などの肥料を与えてもかまいません。
リビダスの種を
茶袋に入れ赤玉土に保存し11月に種を蒔こうとしましたら根が出てしまっていて茶袋を突き抜けていました。これからどのようにしたらよいでしょうか?。
リビダスはヘレボルス属の中で低温反応が早く10月頃には種を割って根を出し始めます。
このように茶袋から根が出てしまっていましたら、茶袋を裂き根に傷を付けないようし、水で濡らした赤玉土に一本ずつ差し込むように蒔きます。
赤玉土に鉛筆などを差し込み根が土の中に入り込みやすくしてください。
鉢植えでクリスマスローズを育てるには、鉢の底に軽石や発泡スチロールを敷かなければならないですか?。
クリスマスローズの原種や交配種も鉢で育てるには、必ずしも底石は必要では有りません。
鉢の口径が18センチ以上の場合は、水の停滞や根腐れを防ぐために必要ですが、それ以下の鉢の場合には植え込み用土でそのまま植え込んでも、特にそれらの心配はありません。
ただし、それはプラスチックで作られ底穴がネットの様になっている鉢で栽培し、畑や田の土は使わず団粒化している園芸用土を利用している場合です。
駄温鉢やテラコッタの場合には底石は必要になる場合があります。
クリスマスローズ
の小さな苗を購入して3年経ちますが花が咲きません。
小苗を購入してから3年もたつのに花が咲きにくい場合が往々にしてあります。
4〜5年育ててみて花が咲かない無い場合は、葉が多く出ている苗の場合と、小さな苗を購入後すぐに地植えなどをした場合が考えられます。
葉の多い苗でも花や地植えした苗でも数年しますと花は咲きますのでご安心ください。ガーデンハイブリットなどの苗を購入するときには葉の数が極端に多い苗よりも葉の数が少なくても大きな葉の苗を選ぶようにしますと、そのような事は少なくなります。
注意する点は葉の色が黄色くなっている場合です。このような時には根腐れが考えられますので、一度鉢から抜き出して根が腐っていないかを確認してください。
根が腐っている場合は黒く腐った根を取り除き新しい用土で植え替え、植え替え後はしばらくは風の当たらない半日陰の場所で養生させてあげてください。
夏の遮光はどのくらいしたら良いでしょうか?。
本州の平地の場合は6月から10月始め頃までは 、50パーセントから70パーセントの遮光をするのが良いでしょう。
ちょうどモミジやケヤキの樹の枝が木漏れ日のように、梢から日光が漏れてくる感じがちょうど良いと思います。本州でも海抜500メートルを超える地域や北海道の一部の地域など、夏の最高気温が25度くらいまでしか上がらない所でしたら特に遮光は必要なく、西日が当たらない半日陰の場所に植え込んだり置けばよい。また遮光ネットを使う場合には、黒のネットより銀色のネットを使うと、クリスマスローズの葉や鉢の温度が幾分かは下がりますので利用すると良い
ゼニゴケが鉢土の
上に生えて困っています。このゼニゴケ退治をする方法。
細かな用土を主として使用したり、水はけの悪い用土で苗などを植え込んだときにゼニゴケが多く発生します。
ゼニゴケを退治する方法はゼニゴケ用の薬剤を散布する方法が有りますが、家庭にある食酢を筆につけて晴れた日にゼニゴケ全体に数回なすりつけるようにするとゼニゴケは数日後には消えてしまいます。
または酢酸をゼニゴケに付けても同様ゼニゴケ退治が出来ます。酢酸や食酢等は用土の中で分解されてしまいますので植物への害はほとんどありませんが重要なのはゼニゴケが発生しないように用土の吟味をすることです
。
クリスマスローズガーデンハイブリットを庭に植え込みたいのですがどのようにしたら良いでしょう?。
西日が当たらず落葉樹などで夏の強い日光が当たらない木漏れ日のあたる場所を植え場所に選びます。2年苗など小さな苗は避け15センチ以上のポットに入っていて、すでに花が確認できている開花株か開花予定株を選びます。
深さ40センチ、巾40センチの穴を掘り、腐葉土や緩行性の肥料を混ぜて苗を植え込みますが、いくつものクリスマスローズを植え込む場合には、大きく育った時を考え株と株の間隔は50〜60センチ位にします。
10月から3月くらいなら底に回った根を軽くほぐして植え込みますと、根の発達や植え込み後の活着も良くなります。
根腐れの心配や、植え込み後の雨水などで土が下がることがありますので、少しばかり高植えにすると良いでしょう。
咲く花の数が少なくなった株の株分けは?
ガーデンハイブリットは実生から6〜8年以上たち、株の力が弱くなり葉の数や花数が少なくなった株に行います。本州の平地では株が夏眠から冷めて生育を始める秋の10月初旬が最適期になります。
北海道や、本州でも雪国や寒冷地の場合には秋の株分けはその後の生育期間が著しく少なくなるため、春4月頃の雪解けを待って行うのが良いかと思います。
鉢、庭から堀あげた株をマイナスドライバーなどで幾つかに切り分けます。このときはあまり細かく分けず4〜5芽くらい付けて分けた方が後の生育に良い影響が出る。
秋も遅くなっての株分けの場合は適当な大きさのポットに仮植えし、春の2月くらいまで風の当たらないところで無肥料で管理します。
本格的な植え込みの2月頃までは活力剤などを定期的に用土に注入して体力の維持に努めます。
夏になってクリスマス
ローズの葉に黒い点々が出てきました?。
クリスマスローズの葉に出てくる黒い点々は黒星病(ブラックスポット)と思われます。高温多湿の頃、強い日光に当たるような場所に置きますと黒星病(黒点病)が出やすくなります。
鉢植えでしたら6月に入った頃から半日陰の場所をポットの置き場所に選びましょう。殺菌剤のダコニールやサブロールを常備し春先以後、3週間に一回は病気予防のために薬剤を交互に散布するようにしてください。
実生して本葉が
出てきた苗が、腐って根本から倒れてします?。
苗立ち枯れ病と思われます。
数種類のカビなどの病菌によって発芽したばかりの苗が地際から倒されてしまいます。対策は苗の間の風通しを良くすることと雨などに当てないこと。
実生用の用土は雑菌が繁殖しないように播種前に太陽熱で殺菌したり、種蒔き後は定期的に苗と用土にダコニールやロブラールなどの殺菌剤を、発芽が始まったときから散布するようにして苗立ち枯れ病などの病気予防をする。
10月になり隣の家のクリスマスローズの株は新しい葉を出していますが、私のクリスマスローズ・ガーデンハイブリットの株は葉を出していません。
自生地でのクリスマスローズは通常春に葉を出すのですが、ガーデンハイブリットの個性の一つに春だけでなく秋にも葉を出すものがあります。
クリスマスローズの一部原種では秋から冬に葉を枯らすのですが日本の気候では葉を枯らさず、春の葉を残しながら新葉を出すものもあります。
葉が多い種(シュ)に秋の葉が出る傾向がありますが、秋に葉を出さなくても原種から遺伝された株の個性ですので心配などはありません。
新しく出てきた葉や花茎に黒いしみが入って撚れてきました?。
クリスマスローズのハイブリットに多く出るブラックデス(黒死病)と思われます。花の季節や秋の新葉が出てくるときにコールタールを塗ったように黒いしみが新葉や茎・花に出て急速に撚れてくるのがブラックデス(黒死病)の特徴です。
一部のウィルスによって起こされると考えられていますので、ウィルスを伝播させるスリップス(アザミウマ)やアブラムシ(アリマキ)・ダニなどの害虫の殺虫、また株の周囲に雑草などを放置させず植物を切るハサミやピンセット・鎌などの器具を十分に消毒することで防ぐことが出来ます。
そのような症状の出てしまった株は直すことが出来ませんので焼却するか破棄してください。
秋に実生から5年ほど過ぎたア-グチフォリウスの株に、鉢を落として茎を根本から折ってしまいました。これからどのように管理したらよいでしょうか。
アーグチフォリウスやリビダス・フェチダスなどの有茎種や、それらを親に持つ交配種は春になると新しい芽を、前年に伸びた花茎の根本から発生させます。
折れた茎の根本が裂けたような状態でしたらそのまま動かさずに、折れた部分から茎の中に水などが入らないように噛んだガムなどを塗りつけるかして、折れた先の葉が退色してこないかしばらく様子を見てください。
数週間して退色しなければ、折れ残った茎から頂芽に導管を通じ水が流れていますので枯れることは無く春になると花を咲かせてくれます。
またこのように茎を折ってしまいましたら、枯れると思って抜き取らずに春の新芽が出てくる季節まで様子を見てください。ほとんどの場合折れた茎の周囲から新しい芽が出てくるものと思います。
発芽した双葉
に種の殻がついて取れません、どのようにしたら取れるでしょうか?。
種殻が取れないと次に出てくる本葉が十分に展開できなくなる恐れがあります。
このようなときには一時的に直射日光の当たらない室内などの明るい場所に鉢を置き、ぬらしたテッシュか水苔をポットの上にかぶせて時折水をかけるようにし数日間おきますと種殻が自然に取れます。
また一日数回霧吹きで種殻に水を噴霧すると良い。無理に殻を取ろうとしますと双葉を切ってしまいますのでそれは避けるようにします
。
赤玉土などの用土
を混ぜ合わせるときに、細かな微塵はふるいなどで取り除かなくてはいけませんか?。
一般論としては間違いではありません。
赤玉土だけとか単用土でクリスマスローズを植え込むときには、微塵を取り除かなければならないでしょうが、クリスマスローズを植え込む用土は赤玉土や腐葉土・その他の用土を混ぜ合わせて植え込むために、微塵などが混入していてもほとんどクリスマスローズの栽培には影響はありません。
またそれら腐葉土などと赤玉土を混合するときには細かく崩れてきますので特に気にする必要は有りません。
10月に蒔いた種が翌年の3月になっても発芽しません?。
適期に蒔いたクリスマスローズの種が発芽しない原因は幾つかのの理由が考えられます。
温度処理の失敗
や、
種子の乾燥・加湿・未成熟
などが原因と考えられますので一度掘り起こしてみてください。
腐っていなかったら播種後の種子を乾燥させて皺を作ってしまうような状態にしたか、あるいは高温処理・低温処理のどちらかが不十分だった可能性があります。
クリスマスローズの種子は種が実ってから、約8週間を22度前後の湿度の十分ある環境に置き、さらに約8週間をプラス4度からマイナス4度の、やはり湿度のある環境に置くと発芽するといわれています。
そのどちらかが十分になされなかったものと考えられます。
3月になっても発芽が見られない場合には、腐っていない種子を掘り起こし新しい硬質の小粒の赤玉土に蒔いてください。
そのまま上記の条件が当てはまるところで管理していきますと翌年の1月には発芽すると思います
。
秋から元気
に出てきた苗の葉が12月に入ったら出てきません
?
。
クリスマスローズの最も成長の良い季節は、9月から11月にかけてと1月末から4月末くらいです。
12月から1月、厳寒期の頃は新しい葉などを一時的に出さなくなります。
春になり気温が上がってきますと再び新しい葉を出すようになります。
低温の影響からの一時的な現象ですので心配などはいりません。
根の切られた
チベタヌスを買って半年過ぎましたが根が腐っているようです
12月頃から中国より輸入されたチベタヌスが店頭に並び始めます。
これらのチベタヌスは中国で山採りされて根を切ったまま日本に輸入されたもので根の活着は良くはありません。
入手したなら黒く腐った根の先端を鋭利なナイフで1センチくらい切り取り直径15センチくらいの駄温鉢に植え込んでください。
植土は通気性の良い用土を使い用土に根腐れ防止に木炭や根腐れ防止剤ゼオライトを混入し用土の表面に水苔を敷き用土の過度の乾燥を防ぐようにすると良いでしょう。
根を短く切られていますので株の順調な快復までは数年かかり、無事に生育するのは1割程度かもしれません。
チベタヌスでも国内で実生されたり株分けされた苗は通常の管理(9月下旬頃まで葉を枯らさないように)さえすれば、実生から5〜6年で花を見られるようになり生育します。
初めて花が
咲いた株から種を取っても良いでしょうか?。
実生発芽から通常満2年で花が咲き始めるクリスマスローズですが、この初めて咲く花からは種子の採取は極力避けた方がよいでしょう。
初花のころですと株自体に十分な体力が有りませんので、種を付けてしまいますとそれ以後の生育に悪影響が出てくることがありますので、開花2年目から種子の採取はしてください。
また最初の花はその
個体の十分な個性が花に表れていません
ので、交雑や種の採取は避けた方が無難かと思います。
植え換え時に
根を切った株に肥料をやりましたら葉や花がしおれた?。
どのような植物でも根を切った植え替え直後に肥料を与えるのは禁物です。
このように植え替え後すぐに肥料を与えるのは食中毒と同じですので避けるようにします。
一部のマグアンプなどの緩行性の肥料でしたら用土に混ぜて使うことが出来ますが、液肥などの速効性の肥料は植え換え後少なくとも10日〜2週間は施肥を避けてください。
葉の色が黄色
くなってきましたどうしてですか?。
クリスマスローズの葉の色が黄色くなる原因の多くは、根つまりや根腐れ、夏の強い日射にあります。
長年植え替えや鉢ましをしなかった場合や、用土の不適応などで根腐れを起こしているかも知れませんので、掘り起こして根が腐っていないかを確認します。
植物が腐ったような匂いがしてぼろぼろ根鉢が崩れるようでしたら、根腐れですので用土を水で洗い流し根の腐った部分を鋭利な刃物で切り取り改めて植え込みます。
園芸店で買
ったばかりの、株の花茎が朝になって見ると弓なりに倒れてしまいました。どうしてでしょうか?。
1月から2月にかけて販売されているクリスマスローズの多くは、加温され温度処理をして花を咲かせているのが多く、関東地方以南でも冬の強い寒気が入り朝の最低気温がマイナス数度にもなると茎が倒れてくることがあります。
そのようなときは日光の当たるような場所に移動しますと、みるみる間に茎が立ち上がってきますので、特に心配はいりません。
対策として、このように厳しい寒気の状態がつづくようなときには夜は加温していない玄関などに避難させることが必要になってきます。
ただし、茎が倒れてしまっていても枯れるようなことはありませんので、土が凍らないように水は朝10時頃に与え午後は与えないようにしてください。
古くなって見苦しい葉が増えています、どうしたらよいか。
クリスマスローズの古くなって汚れたりした葉は、その部分だけを切りとっても植物に大きな影響は出ません。古くなって枯れたりした葉は季節を問わず取り去った方が、株基の空気の流通が多くなるため植物の健康には良いでしょう。
しかし発芽後3年くらいの苗、あるいはその位の開花株でしたら春に葉を切るのは避けるようにしましょう。
園芸店でいろん
な花の色のラベルの付いたミックス苗を買いました、どんな色の花が咲くのでしようか。
通称ラベル苗あるいはミックス苗と言っている2年苗で、ラベルに描かれている花が咲くとは限りません。
決まった色の花が欲しい場合には色分け苗を購入するか、花色や形の確認できる開花株を購入すると良いでしょう。
どうしてブラックデス
のかかった疑いのあるクリスマスローズは隔離しなけばならないのですか?。
通称ブラックデス(黒死病)と言われているクリスマスローズの病気はカーラウィルスが原因と見られていて、そのウィルスを他の植物に移すのがスリップスやアブラムシ・ダニなどの昆虫類と考えられています。
他の健康な株にこれらの昆虫がウィルスを伝播させないように別の置き場に移動し、浸透移行性の殺虫剤などを散布しウィルスを伝播させる可能性のある昆虫からの食害を防ぐようにします。
また葉にモザイクの変化が現れることがありますが、これはウィルス性のモザイク病(バイラス病)と思われますので、これらの変化が葉などに現れたら一時的にでも他の株とは別の場所に隔離して栽培するとよいでしょう。これらウィルス性の病気にかかってしまった植物は焼却しなければなりません。
十分な日光
の射さない都会のビルの谷間に住んでいますがクリスマスローズの花を咲かすことは出来ますか?。
クリスマスローズのほとんどの種類は、都会のビルの谷間などでも建物の反射光が有りますので十分に花を咲かせることが出来ます。
昨年は
花茎が立ち上がって咲いてきましたが、今年の花は地面すれすれで咲いてきました、何故ですか?。
ヘレボルスの特徴の一つに花芽が出来てから、ある一定期間低温に当たらないと茎が伸びずに地面すれすれで花を咲かせる性質があります。
地際で咲いても暫くして気温が高くなると茎が伸びて花を咲かせますので心配することは有りません。
温度管理をしないで自然に任せて育てているなら、むしろ低い位置から花を咲かせながら花茎を立ち上げる方が自然です。
12月になった頃、原種トルカータスの苗の葉が茶色く枯れてきました。
ヘレボルスの原種、特にトルカータスやアトロルーベンスなど、ヨーロッパ中部に自生している無茎種の原種は秋から冬になると枯れてくる落葉性の性質を持っていますので、葉が茶色になり枯れてくるように見えるのは特に問題はありません。
すでに苗の中心に新しい芽を持っていると思いますので、翌年暖かくなりますと新しく新葉を茎元から次々と出してくるものと思います。
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